教育メディア研究
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授業のビデオ記録による自己評価の試み
赤堀 正宜
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1998 年 5 巻 1 号 p. 3-8

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抄録
大学のユニバーサル化による多様な学生の受け入れと、彼らをどのように教育していったらよいかは、大学にとって緊急の課題である。そのため大学授業の改善をめざして種々の試みが行われつつある。文部省の調査によると、教員の教授資質の向上(ファカルティー・ディベロップメント:FD)により授業改善に取り組んでいる大学は193校で、まだ4年制大学の3割程度である。私の勤務する大学では、カリキュラム改革、シラバスの公開、補習授業の実施、自己点検・評価、に取り組み、次のステップとして教員の資質開発(FD)へ進みつつある。そこで、自己の授業をビデオに収録してプロトコールに整理し、自己の教授行動の分析を行い、さらに学生の授業評価との関連を明らかににして、授業改善の手がかりを得ようとしたものである。
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© 1998 日本教育メディア学会
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