抄録
文部省は平成2年度から平成7年度の間(5ヶ年計画)において小、中、高校にコンピュータを導入し、情報教育を実施している。しかし、計画が終えた平成7年頃からWindows95、ネットワーク、インターネットと急激に情報社会環境が変化した。そのため教師にはこれまでの情報活用能力にコンピュータによるマルチメディアを用いた情報表現能力、コミュニケーション能力の加わった総合的な能力が求められている。そこで教員養成において教師の総合能力を育てる教育の試みとしてマルチメディア環境を活用したビジュアルコミュニケーション教育を目的とした授業を設計し、その教育を試みた。その一環として学生の電子メールに対するイメージを調査することから教育効果を検討した。
