抄録
本研究では,新たな情報活用能力の尺度開発に向け,メディア・リテラシーと情報活用能力との関係について検討するための前段階として,「情報活用能力の体系表例」を参考に,JAEMSのメディア・リテラシー教育の査読付き論文における質問紙調査の項目をメディア種別に資質・能力の三つの柱に整理し,探索的にその特徴を検討することを目的とした。メディア・リテラシーを測定する132項目を整理した結果,①これまで23種類のメディアが扱われており,今後は生成AIなどが取り扱われる可能性があることや,②「知識及び技能」が51件,「思考力,判断力,表現力等」が42件,「学びに向かう力」が39件に分類され,それらの項目がメディア・リテラシーを判断する尺度として必要とされてきたことが推察された。