日本教育メディア学会研究会論集
Online ISSN : 2435-0729
Print ISSN : 1344-8153
小学生のモバイルゲーム体験における「学びの主観的認知」の実態に関する調査
髙橋 伸明渡邉 光浩
著者情報
研究報告書・技術報告書 オープンアクセス

2026 年 60 巻 p. 250-255

詳細
抄録
本研究は,小学生がモバイルゲーム体験を通じて「学び」をどの程度主観的に認知しているかを明らかにすることを目的とした。小学生75名を対象に,普段遊んだことのあるモバイルゲームを1つ想起させ,ゲーム体験を学びとしてどのように受け止めているかについて,学びの主観的認知尺度(10項目,5件法)を用いて調査を行った。あわせて,ゲームプレイ頻度を「ほぼ毎日」と「ほぼ毎日以外」の2群に分類し比較した。その結果,ほぼ毎日プレイする児童は,それ以外の児童に比べ,モバイルゲーム体験を学びとして受け止める程度が有意に高かった。下位指標では,情意的側面で差が認められ,認知的側面では高い傾向がみられた一方,精神運動的側面では差は確認されなかった。以上より,モバイルゲーム体験は児童にとって一定程度学びとして意味づけられており,その主観的認知はプレイ頻度と関連する可能性が示唆された。
著者関連情報
© 2026 日本教育メディア学会
前の記事 次の記事
feedback
Top