抄録
教員養成系大学生が,メディア・リテラシー学習において,自分のメディア史のデジタル・ストーリーテリング動画を制作した。動画は生成AI利用動画と非利用動画の2種類とした。学生は,生成AI利用動画は非利用動画よりもリプレゼンテーションを低く認知した。生成AI利用動画のリプレゼンテーションに関連する項目の因子分析では,作り手の生成AIを利用する技術,生成AIのハルシネーション,生成AI利用動画を視聴したオーディエンスの3要因を見出した。この3要因に共分散構造分析を行い,高次因子モデルが最も良好であることを見出した。また技術とオーディエンスには強い関連があり,生成AIが改良され学習者がより使いやすくなると,そのことがオーディエンスに影響することが示唆された。生成AI利用動画がオーディエンスに共感を与える理由を明らかにすることが課題とされた。