日本教育メディア学会研究会論集
Online ISSN : 2435-0729
Print ISSN : 1344-8153
生活科教科書におけるICT活用の特徴に関する予備的調査
草本 明子野中 陽一相澤 昭宏中尾 教子山中 昭岳高橋 純
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研究報告書・技術報告書 オープンアクセス

2026 年 61 巻 p. 55-62

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抄録
生活科におけるICT活用の可能性を検討するための予備的調査として,無作為に抽出した2社の生活科教科書4冊を対象に,ICT活用場面を分析した。結果,教科書会社,上下巻ともに協働で1台の端末を活用する場面が多く見られた。また,両社とも操作行為は「撮影する」「提示する」「情報を参照する」の3操作に,認知的役割は「記録」「伝達」「共有」の3機能に集中しており,「何のために使うか」という機能的設計については教科書会社間の有意差が見られなかった。一方,学習活動について,A社は「話し合う」「観察する」,B社は「取材・探索する」「発表する」の割合が大きく,どの場面で使うかについては教科書会社間に有意差が見られた。さらに,端末の機能性を活かして体験の場で過去の記録とその場をリアルタイムに比較する活用が,生活科においてICT活用が生み出しうる学習機会の一つである可能性が示唆された。
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