2007 年 49 巻 9 号 p. 602-606
平成19年5月30日,31日に開催された「原子力総合シンポジウム2007」において,「エネルギー教育―持続可能な成長基盤の確立へ向けた産・官・学一体の取り組みの始まり」と題したパネルディスカッションが開催された。各大学において,過去数年間にわたって学生の原子力離れが続いてきたために,今後,急速に発展する原子力産業分野において優秀な人材を確保することができるかどうかという点が懸念されている。そのため,今後,大学でのエネルギー教育においては,原子力における日本の高い技術力やその魅力をいかに学生へ伝えるかが課題となるだろう。以下では,自身がこれまでに培った体験から,学生にとって魅力ある原子力教育とはどうあるべきか,ということについて述べたいと思う。