核融合研究所
東北大学
2013 年 55 巻 1 号 p. 48-52
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バナジウム(V)とタングステン(W)は高融点遷移金属に属し,他の材料の及ばない数多くの優れた性質を持つため,核融合炉の第一壁やダイバータ等の極限環境下での利用を目指した研究開発が行われている。その研究開発における主要な課題は,VとWの性質の本質的な違いを反映し,Vでは酸素・窒素等の固溶による脆化(環境脆化)であり,Wでは結晶粒界が本質的に弱いことによる粒界脆化である。本稿では,VとWの材料開発の現状と課題を紹介する。
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