日本原子力学会誌ATOMOΣ
Online ISSN : 2433-7285
Print ISSN : 1882-2606
解説
国産安全解析コードの現状と課題
我が国の安全規制への貢献を目指して
須山 賢也平尾 好弘坂本 浩紀
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2015 年 57 巻 12 号 p. 787-791

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抄録

 原子力施設等に対する世界最高水準の安全性を追求する取り組みにおいては,安全評価に使用する解析コード等の水準を高度に保ち続けることが求められる。我が国においては,それらの多くが原子力技術導入時に米国から導入されため,国産の解析コード等の開発が継続せず,結果的に古い米国産解析コードを利用しつづけている状況にある。本解説では,放射線工学分野における安全解析コードの現状と課題を示し,最新の知見を取り込んだ国産解析コードが我が国の安全規制や現場で広く利用されるための方策について述べる。

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© 2015 一般社団法人 日本原子力学会
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