2017 年 59 巻 9 号 p. 506-509
東京電力福島第一原子力発電所の事故が起きて6年が経過した。この間に大学等における研究炉の停止や廃止,研究施設の廃止が相次ぎ,原子力分野における基礎・基盤研究の展開に影響が懸念されるとともに,原子力分野における教育および研究環境の整備と次世代への人材育成が喫緊の課題となっている。ここでは,①研究炉に関わる研究環境と課題,②核燃・RI施設に関わる研究環境と課題,③学部・大学院に関わる教育研究と課題について現場からの報告を紹介するとともに,大学における研究,教育に対して原子力界や学会がなすべきことについて考える。