2018 年 60 巻 7 号 p. 424-426
内閣府のImPACTプログラムで実施している「核変換による高レベル放射性廃棄物の大幅な低減・資源化」のこれまで3年半の研究成果を報告すると共に,成果として得られつつある「新たな処分方式」と「クリアランスレベルの提案」について幅広く一般の方々から意見をいただき,残された研究期間(1年)の「資源化」のまとめ方に反映するためにシンポジウムを開催した。シンポジウムのアンケートからは研究のコンセプトに賛同する意見を多くいただいた。従来から引き継がれて伝えられていた廃棄物処理・処分などの従来技術と対応方法に関して,技術により新たな選択肢があることへの見識とその具体的開発が,現状の閉塞感打開への技術実現につながるとの期待が多くあることが分かった。