2020 年 62 巻 2 号 p. 84-88
気象・気候分野では気候モデルといった物理モデルを用いた2050年から2100年程度先までの将来予測の研究が進んでおり,データがアーカイブされている。気候モデルは仮想の地球全体の大気・海洋を模擬したシミュレーションツールであり,日射量や気温,風向風速などの気象要素の予測情報がある。太陽光発電,風力発電資源量の予測に加えて電力需要量についても研究が行われている。発電資源量の地域変化,季節性,変動の要因などについて最近の研究事例を紹介する。将来気候下での地球の自然の変化,注意すべき点についても述べる。