日本内分泌・甲状腺外科学会雑誌
Print ISSN : 2186-9545
特別寄稿
放射性ヨウ素治療抵抗性の局所進行性,再発・転移性分化型甲状腺癌に対する分子標的薬治療の適応患者選択の指針
伊藤 研一清水 一雄吉田 明鈴木 眞一今井 常夫岡本 高宏原 尚人筒井 英光杉谷 巌杉野 公則絹谷 清剛中駄 邦博東 達也野口 靖志阿部 光一郎内山 眞幸志賀 哲
著者情報
ジャーナル フリー HTML

2014 年 31 巻 4 号 p. 310-313

詳細
抄録

本邦においても進行甲状腺癌に対する分子標的薬が承認され,放射性ヨウ素治療(RAI)抵抗性進行性分化型甲状腺癌に対する治療が新しい時代に入った。しかし,適応患者の選択に際しては,病理組織型,進行再発後の放射性ヨウ素(RAI)治療に対する反応などを適切に評価した上で判断することが重要であり,分子標的薬特有の有害事象に対する注意も必要である。分子標的薬の適正使用に際しては治療による恩恵と有害事象を十分に考慮した適応患者の選択が肝要である。また,未解決の問題に関しては,本邦での臨床試験による検討が必要と考えられる。

著者関連情報

この記事はクリエイティブ・コモンズ [表示 - 非営利 4.0 国際]ライセンスの下に提供されています。
https://creativecommons.org/licenses/by-nc/4.0/deed.ja
前の記事 次の記事
feedback
Top