日本内分泌・甲状腺外科学会雑誌
Print ISSN : 2186-9545
特集2
披裂軟骨内転術と外来で行う声帯内注入術
渡嘉敷 亮二
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2016 年 33 巻 4 号 p. 239-243

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抄録

反回神経麻痺に対する手術治療にはいくつかの方法があるが,最も確実に良い声が得られるのは披裂軟骨内転術であり当院での術後音声改善率は100%である。本手術は1週間程度の入院を必要とし,頸部外切により喉頭内腔にアプローチする。一方で,末期がんや高齢による体力低下など様々な理由で入院手術や頸部外切開の侵襲に耐えられない患者がいる。これらの患者に対して当院では日帰りでの声帯内注入術を行っている。術後の音声改善度は披裂軟骨内転術に及ばないが,短時間で低侵襲に行える治療であり,患者のQOL向上に寄与できる。

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