2018 年 35 巻 3 号 p. 156-161
バセドウ病に対する放射性ヨウ素内用療法は,手技が簡単でなおかつ安全な治療と考えられている。このためか,最近では治療手技のさらなる簡素化が進み,治療目標もただhypothyroidにすれば良いということになってしまった様である。しかし,この様な治療手技の簡素化や治療目標の単一化によって治療自身の安全性は本当に担保されるのであろうか。今回,ここに放射性ヨウ素内用療法の復習をするとともに,治療にあたり何を注意するべきか,なぜ手技の簡素化を行うべきでないか,治療にあたり何をするべきではないかについて述べ,解説する。