2022 年 39 巻 1 号 p. 44-48
後腹膜腫瘍・骨盤腔内の内分泌腫瘍に対するロボット支援手術は,従来の開放手術と比較しても,術後の早期回復が期待でき,より低侵襲な治療となる可能性がある。しかし,現時点では症例報告がほとんどでエビデンスに乏しい。腫瘍の生物学的な特質や解剖学的な位置関係などから,開放手術を選択するなどケースバイケースの対応が求められるが,今後の症例の蓄積によって,後腹膜腫瘍・骨盤腔内の内分泌腫瘍に対するロボット支援手術の適応の拡大と術中や術後短期・長期の成績向上が期待される。