抄録
軽微な硫酸処理馬鈴薯澱粉粒をメイラード反応によりε-ポリリシンと結合した. Coomassie Brilliant Blueによって硫酸処理澱粉とε-ポリリシンの結合を確認した. 複合体のε-ポリリシン含量は1.7-2.5%であった. ε-ポリリシンとの複合化は, 糊化温度の上昇, 膨潤, 溶解性, 老化およびα-, β-アミラーゼ被消化性の低下をもたらした. Escherichia coli, Staphyrococcus aureus, Saccharomyces cereviciaeおよびCandida utilisに対して, 複合体は, 遊離ε-ポリリシンより1/4-1/2低い抗菌活性を示した.