澱粉科学
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黒カビの一菌株-カララ・パラドキサ-からの生澱粉分解酵素の分離
貝沼 圭二石神 博小林 昭一
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1985 年 32 巻 2 号 p. 136-141

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抄録
パプアニューギニアにおいて採取したサゴヤシ樹幹から黒カビを分離した. この黒カビは, カララ・パラドキサと同定され, 澱粉粒を直接加水分解する強い活性を示した.
この報告においては, 分離菌の形態学的特徴と粗酵素の二, 三の性質について記述した.
この酵素は, 従来から研究されてきた生澱粉分解アミラーゼに比較して, より高い生澱粉分解性を有していた.
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© 日本応用糖質科学会
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