2024 年 28 巻 2 号 p. 88-96
本研究の目的は,介護老人保健施設看護管理者の排尿ケア提供体制への取り組みを明らかにすることである.介護老人保健施設の看護管理者5人を対象に半構造化面接を行い,質的記述的に分析した.その結果,【多職種が連携・協働できる環境づくり】【実践力のある人材の育成】【排尿ケアに対する施設方針の明確化】【業務負担感の軽減】【排尿ケアの課題の把握】【意欲への働きかけ】【ケアの評価方法の決定】の7つのカテゴリーが抽出された.看護管理者は,在宅復帰につながる排尿ケアを提供するために,施設のケア方針を具現化し,チームに対しては,各職種の専門性が発揮できるよう多職種間の連携協働を円滑にし,スタッフ個人に対しては,よりよいケアへの意識が高められるようモチベーションの維持向上に取り組んでいた.