老年看護学
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通所介護を利用する在宅要介護高齢者の義歯使用の実態と義歯の使用に関連する要因
庄野 亜矢子陶山 啓子
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2025 年 29 巻 2 号 p. 70-79

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抄録

 本研究の目的は,通所介護を利用する在宅要介護高齢者の義歯使用の実態と義歯の使用に関連する要因を明らかにすることである.義歯の使用が必要であり,口腔のセルフケアができる65歳以上の在宅要介護高齢者107人を分析した.対象者には,義歯の使用に関する面接聞き取り調査および口腔や口腔管理行動の観察評価を実施した.義歯の使用に関する要因として,属性や身体機能,認知機能,意欲,口腔管理行動,義歯への興味関心について調査し,義歯の使用の有無と二項ロジスティック回帰分析を行った.本研究の対象者で義歯を使用しているのは81.3%であった.そのうち18.4%が不適合のまま使用,32.2%が義歯洗浄剤を使用せず,28.7%が常時(夜間も)使用していた.義歯使用に影響する要因は,義歯に対して興味関心をもつことであった.義歯を使用していない高齢者には,義歯に対する関心を高める必要性があり,義歯を使用している高齢者には,不適合の確認や管理方法の啓発が必要であることが示唆された.

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