老年看護学
Online ISSN : 2432-0811
Print ISSN : 1346-9665
原著
グループホームに入居しているサルコペニアを有する認知症高齢者に対する巻笛によるブローイングとMCT摂取による口腔機能への影響
蘭 直美, 前田 修子, 福田 守良, 森山 学
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2025 年 30 巻 1 号 p. 53-63

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抄録

目的:グループホームに入居しているサルコペニアを有する認知症高齢者に対して,巻笛によるブローイングと中鎖脂肪酸トリグリセリド(以下,MCT)摂取(12 g/日)の介入条件(独立変数)による口腔機能(従属変数)への影響を明らかにすることである.方法:グループホームに入居しているサルコペニアを有する認知症高齢者を対象に,12週間のベースライン期間後,介入期間12週間を設けた.介入期間は,全員がMCTを摂取し,MCT群とMCT+巻笛群の2群にランダムに割り付けた.口腔機能(舌圧,音節交互反復運動,反復唾液嚥下テスト)はベースライン期間の前後,介入期間終了後の3回測定した.結果:MCT群の変化量とMCT+巻笛群の変化量を比較すると,舌圧で有意差を認めた(p<.049).結論:MCTと巻笛によるブローイングの併用により舌圧上昇の可能性が示唆された.

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