老年看護学
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病棟看護師が捉える高齢慢性心不全患者が在宅で自己管理を行ううえでの問題とその対応
宮本 大樹中澤 明美
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2026 年 30 巻 2 号 p. 54-62

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抄録

 本研究の目的は,病棟看護師が捉える高齢慢性心不全患者が在宅で自己管理を行ううえでの問題と,その対応を明らかにすることである.21人の病棟看護師へ半構造化面接を行い,質的記述的に分析した結果,問題として,【長年の生活習慣を変えることは難しい】など7カテゴリー,問題に対する対応として,【患者・家族が理解しやすく管理が容易な方法に変更する】など8カテゴリーを得た.病棟看護師は,心不全に対する正しい知識の獲得を目指し,生活管理の注意点などをわかりやすく説明しており,ときには危機感の薄い患者・家族に対し,生活管理の不徹底が重篤な結果をもたらすと認識させ,心不全の重大性を自覚させる介入をしていた.一方で,残りの人生をどのように生きたいか,アドバンス・ケア・プランニング(ACP)を意識した関わりを行うと同時に,いままでの趣味活動や習慣化している行動は可能な限り継続できるような代替案を提示するなど,成人期の患者とは異なった高齢慢性心不全患者ならではの支援を行っていることが明らかになった.

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