高等教育研究
Online ISSN : 2434-2343
特集 新たな大学像の模索
単位制度の実質化を巡る諸問題
学修成果の保証に関連して
串本 剛
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2021 年 24 巻 p. 33-48

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抄録

 本稿の目的は,単位制度の実質化が学修成果を保証する手段になるとの立場から,関連の実証研究を踏まえた論点整理を行うことである.論点整理にあたっては,単位制度の実質化に関して3つの概念を区別する.①単位の実質化:授業科目レベルの論点として,授業外学修と学修成果の水準を取り上げる.②単位制の実質化:教育課程レベルの論点として,単位割当と履修登録上限に論及する.③単位制度の実質化:設置基準レベルの論点として,単位の定義と単位の授与について検討する.結論部では,オンライン授業拡大の影響に若干の考察を加えた上で,総括として,学修時間に基づく授業・課程設計の重要性を再度強調する.

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© 2021 日本高等教育学会
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