国際保健医療
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ミニシンポジウム報告
第30回日本国際保健医療学会学術大会ミニ・シンポジウム「タテからヨコへ〜リソースをどう使うか〜UHCの経験と応用」報告
林 玲子島尾 忠男島崎 謙治石川 信克杉下 智彦
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2017 年 32 巻 1 号 p. 27-36

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抄録

  日本において1950〜60年代の結核対策というタテのシステムは、1961年に形が整ったヨコのシステムである皆保険制度の発展を助けた。タテとヨコは競合するものではなく、相互に作用しあうものであり、それは現在における結核対策をはじめとする、マラリア、HIV/AIDS対策などタテの介入とユニバーサルヘルスカバレッジ(UHC)というヨコの介入に関しても同様であるべきである。

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© 2017 日本国際保健医療学会
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