福祉のまちづくり研究
Online ISSN : 2189-891X
Print ISSN : 1345-8973
バリデーション研修プログラムが職員に及ぼす効果の可能性に関する研究
都村 尚子
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ジャーナル オープンアクセス

2015 年 17 巻 1 号 p. A13-A20

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抄録

バリデーションとは、認知症高齢者とのコミュニケーション法である。これまでバリデーションに関する先行研究は、認知症高齢者を対象としたバリデーション技法の効果測定に関する研究に留まっており、認知症高齢者を支援する側を対象とした研究は見受けられない。そこで本研究は、福祉・医療専門職327名を対象とするバリデーションに関する研修を実施し、その効果の検証を行った。その結果、バリデーションに関する研修を受講することにより、福祉・医療専門職の認知症高齢者支援に関するストレスが軽減し、介護者の仕事に対する思い(仕事への自信、意欲、価値)が高まる可能性が示唆された。

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