ポストコロナ社会では対面講義だけでなく、オンライン講義も利用されていくと考えられる。本研究では、大学生のろう者・難聴者と健聴者とを対象に、オンライン講義の受講環境の実態を示した。大学生を対象にインタビュー(ろう者・難聴者11名)とアンケート(ろう者・難聴者156名、健聴者59名)を実施した。その結果、ろう者・難聴者と健聴者は共に快適な環境として、「楽に座る事ができ、目が疲れにくく、画面の見やすい環境で、かつ、音や室温を随時調節できる環境」を求めていた。一方で、ろう者・難聴者は、「他の音が入りにくい場所」と「自分のPC(パーソナル・コンピュータ)の向こうに好きな景色が見える」を重要視していた。本研究の特徴は、オンライン講義を受講する側に着目した点にある。