2025 年 27 巻 Paper 号 p. 15-26
本研究の目的は、我が国の国会での社会福祉士に関する審議における、論点、争点、ロジックを明らかにすることである。研究方法は、質的研究方法であるテーマ分析法を用いた。結果として、1044件のラベル、461件のコード、183件のカテゴリ、32件の論点を見出した。また、争点としては、「精神保健福祉士の独立資格化」等の9つの争点があることがわかった。ロジックの変化としては、《士士法の制定と改正》《社会福祉士の専門性》《人材確保》の3つの論点で、特徴的な変化があることがわかった。今後の課題としては、研究対象の範囲を広げ、行政府の資料等を分析することや、社会福祉士の専門職性を検討することが挙げられる。