日本鉱物科学会年会講演要旨集
日本鉱物科学会 2009年年会
セッションID: R4-P10
会議情報

R4:鉱物の記載・分析
ミャンマー, Mogokに産する上八洞石
*福地 伸章松枝 大治
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

ミャンマー, Mogok地域は,ルビー・サファイア,スピネル,トパズ,電気石などの宝石鉱物を産出する地域として知られる.上八洞石(Johachidolite; CaAl[B3O7])は,岩瀬,斎藤(1942)により北朝鮮吉州上八洞から発見された新鉱物で,最近になって本地域のペグマタイト中からもその産出が報告された.この上八洞石は淡黄緑色と橙黄色部からなり,少量のThを含むのが特徴である.今回は鏡下観察,EPMAによる化学組成,カソードルミネッセンス(SEM-CL)像の観察に加えび流体包有物測定等により本鉱物の生成環境に関して得られた知見を報告する.

著者関連情報
© 2009 日本鉱物科学会
前の記事 次の記事
feedback
Top