日本鉱物科学会年会講演要旨集
日本鉱物科学会 2013年年会
セッションID: S2-P02
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S2:岩石―水相互作用
低温・高温の二酸化炭素の循環過程の研究
*三浦 保範Gabriel Iancu
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抄録

地球は大気・海水・地殻固体の全圏循環の惑星で、二酸化炭素(低温型)の全圏と局所的循環でほぼ安定的に維持されている(小惑星衝突破壊を除く)。この比較的低温の二酸化炭素の挙動は、大気―海水―地殻(―生命)圏間で物質状態変化して維持されている。その低温の二酸化炭素の挙動として地下基盤岩と水(炭酸水)の例として、欧州Gerolstein (Germany)とBorsec(Romania)おいて、地下の石灰岩体(炭素起源)による反応で低温炭酸水と再結晶方解石が形成されている。一方、地殻内に長期保存された炭素含有物(石炭等)を人工燃焼させ大気中放出して地球温暖化の原因となっている高温二酸化炭素は、人工的な疑似循環系処理が期待されている。

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