沙漠研究
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小特集 : 2017年度CADAL講演会
動物型ロボットの対動物アバターとしての可能性
-人類と動物の間に立てるか-
齋藤 敬榊原 大祐草間 裕介
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キーワード: ロボット, 鳥獣被害, , 伸縮, クマ
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2018 年 28 巻 1 号 p. 33-38

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抄録

我々は鳥獣被害対策に向け,動物に対しコミュニケーションを行う棲み分けロボットの開発を行っている.開発中の多脚歩行ロボット「しろやぎ」は機械的リンク機構の積極活用によって,低コスト化可能なシンプルさと強度の高さを実現している.直近はクマ対策に適用可能な新型機の設計に向け,鳥獣被害対策に向けた外装と威嚇用伸縮機構を追加し,動物に提示する試験を行っており,本稿において現在までの取り組みの概略を述べる.

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© 2018 日本沙漠学会
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