沙漠研究
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原著論文
ロブスタ種有機コーヒー農法の導入課題について:ベトナム・ダクラク省における事例研究
リティ カムヌン, 丸 健, ヒュン バンタオ, 川端 良子
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2026 年 36 巻 2 号 p. 29-42

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抄録

ベトナムは世界最大のロブスタコーヒー生産国として知られている.しかし,持続可能な有機コーヒー農法の導入は様々な課題に直面しており,国内の有機コーヒー生産がその潜在能力を発揮できていない.本研究は,ロブスタコーヒー農家の(i)認証制度への参加,および(ii)有機栽培への転換計画に影響を与える要因を調査することを目的とした.ベトナムのダクラク省で無作為に抽出した100のコーヒー農園に構造化質問を実施した.そして,ロジスティック回帰モデルを用いて,潜在的な説明因子を特定した.その結果,コーヒー農家の認証制度への参加は,家族の子孫数と負の相関関係にある一方,コーヒーの樹齢,フルタイム労働者として利用可能な家族構成員の数,農園内間作,農家の有機栽培への関心,協同組合への加入,そして40-49歳の農家と正の相関関係にあることが明らかになった.また,農家の有機栽培への転換計画は,コーヒーの樹齢および有機栽培への関心と正の相関関係にあった.対照的に,ダクラク省で一般的に行われている圃場内混作は,農家の有機農業への転換意欲にマイナスの影響を与えた.

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