2000 年 20 巻 4 号 p. 301-306
医学系で情報教育を行うには,医学系の専門家が情報科学の知識を持ち,情報技術を利用しながらそれぞれの専門教科を教授することで,学生は情報と専門科目の必然的な関係を知り学習効果が上がると考えられる.本学ではこのことから学生のみならず,教育指導者をも対象として基礎情報科学の教育を行っている.近年,中高等教育での情報教育の開始,学生や教育者など受益者のレベルの向上などの状況の変化から,これまでの教育内容を見直し,新しい内容を学生カリキュラムや卒後教育に取り入れた.それにはインターネットやマルチメディアによるインフォームドコンセントの構築などが含まれる.その結果,受益者の学習動機づけを失うことなく,さらに専門と融合した情報教育の実践を可能とした.