2001 年 21 巻 1 号 p. 31-39
企業健康診断サービスと地域医療との連携のため小倉医師会検診センターにおいてテキスト情報と医療画像を医師会員で共有するシステムを開発し,その有効性を検討した.企業の従業員は配布された磁気カードを持参して医療機関を受診し,医療機関からはISDNダイヤルアップで医師会のデータセンターにアクセスし,健診に関連するレントゲン画像や心電図を参照する.セキュリティ確保はICカードを用いた.画像の共有によりフィルム取り寄せや確認作業が無くなり,事後措置に貢献した.今後も継続して個人の経年的健康管理に利用する.健康診断を基盤としたことで,ID管理や基本データの収集が効率的に実施できた.