医療情報学
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研究速報
学生実習における守秘義務指導の実態
山内 一史滝浦 夕子浅沼 優子宇部方 庸子奥寺 忍石井 真紀子
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2002 年 22 巻 1 号 p. 115-118

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抄録

 臨床実習において,看護学生が受けた守秘義務に対する指導の内容と,臨床でコンピュータを使用している際,秘密保持に問題が生じる可能性がある場面に遭遇したかについて調査を行った.患者記録を取り扱う際に,守秘義務遂行のため最も多く指導された注意事項は,看護センターから患者記録を持ち出さないということであった.また,患者のプライバシに関する問題を口外する場合は,場所を選ぶことが多く指導された.指導回数は,臨床の看護婦からより,大学教員から得る場合が多かった.一方,学生は,臨床現場でのコンピュータ使用において,記録内容の漏洩が起こり得る3つのカテゴリーのセキュリティ・ホールを報告した.以上の結果より,われわれは学生に対して,コンピュータ化した患者記録システムの中で,如何にしたら守秘義務が遂行できるかをしっかり教育する必要があることが示された.

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© 2002 一般社団法人 日本医療情報学会
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