医療情報学
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春季学術大会論文
かかりつけ医における外来診療情報の年刊サマリー —診療の質を高め,情報を共有する—
荒川 迪生川出 靖彦吉田 麗己山北 宜由遠渡 豊寛宮治 眞加藤 憲吉田 達彦
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2012 年 32 巻 1 号 p. 11-18

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抄録
 電子機器の発達により,診療情報の収集,保管は向上したが,情報は依然として冗長,断片化している.診療情報の垂直的観点(初診時からの全経過),水平的観点(患者,かかりつけ医等間の情報共有)を基に,診療の標準化・体系化と情報の共有化による医療の質の向上が望まれる.初診時からの診療情報を概括し,全経過概括(以下年刊サマリー)として A4 判 1 ページ内の様式を考案し,毎年更新した.年刊サマリーは診療録と患者の健康管理手帳とに貼付した.作成年刊サマリーは2011年で約500名分であった.診療の修正,補強が充実し,診療の質や合理性が向上し,患者–かかりつけ医間のコミュニケーションが改善した.対診医,院内スタッフには,診療情報を迅速に概括的に把握できたとの評価を得た.年刊サマリーを通常業務とし,それを患者も常に携帯することにより,診療の質向上,患者中心のコミュニケーション向上が示唆された.
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© 2012 一般社団法人 日本医療情報学会
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