抄録
本研究は,Web上でストーマ造設者のセルフケア情報を提供するシステムを開発することを目的とし,ユーザビリティ評価を行った.開発したシステムは,セルフケア情報を細分化し,ユーザが選択した項目と関連づけることによって,ユーザが必要とするセルフケア情報が提示されるという利点がある.
システム開発後,看護師7名と消化器系ストーマ造設者5名を対象として,System Usability Scale (SUS)とWeb Usability Scale (WUS)を用いたユーザビリティ評価を行った.WUSの平均点は,看護師,ストーマ造設者それぞれ,好感度3.4, 3.5,役立ち感3.7, 3.5,信頼性4.1, 3.7,操作の分かりやすさ4.0, 3.7,構成の分かりやすさ4.0, 3.9,見やすさ3.5, 3,6,反応の良さ4.3, 3.9であった.好感度,役立ち感,見やすさのWUSが低い傾向にあり,利用者のニーズに合わせた内容,表示方法などの改良点が明確となった.