2020 年 40 巻 4 号 p. 211-217
[セッション抄録]
近年の様々な領域における大規模な医療情報の集積,すなわち,医療ビッグデータを元にした研究により,新たなエビデンスが見い出され,報告されている.一方,日本医療情報学会においては,これまで,情報学の観点からの蓄積データの標準化,質向上のための検証,解析方法,また,症例登録支援等のいわゆる方法に関連した研究が多く,医療ビッグデータそのものを用いた本来の臨床研究の報告は少ない.そこで,本シンポジウムでは,わが国における医療ビッグデータを活用した臨床研究の推進をテーマとして,最前線の研究の事例紹介,ならびに,対象とした医療ビッグデータの特性や限界などを交えて今後の研究のあり方についての講演,討議を行う.