2025 年 45 巻 3 号 p. 111-119
医療DXのもとで多くの医療情報連携が行われようとしている.特に医薬品関連では電子処方箋管理サービスへの対応が急速に進められている.処方箋では医薬品とともに使用方法である用法の要素が必要である.電子的な連携では,標準的な規格での連携が必要である.用法については処方・注射オーダ標準用法規格(HS027)があるが普及は進んでいない.今回われわれは大学病院において処方・注射オーダ標準用法規格(HS027)への対応を試みた.その結果,用法マスタの74.6%に標準用法規格コードが適用できた.さらに実際に発行された処方オーダには97.4%に標準用法規格コードが適用できた.今後の医療機関での標準用法規格の普及促進のためには,標準用法規格に対応した情報システムの開発と医療現場での理解が必要である.