抄録
北九州唐津高島のアルカリ玄武岩中の特徴的なオルソパイロクシナイト(およびウェブスタライト:グループIIIと総称)捕獲岩は、グループIのダナイト捕獲岩中の小脈または、ダナイトの小片を包有する独立した捕獲岩として産する。構成鉱物は斜方輝石(Opx)および少量の単斜輝石(Cpx)、Alに富むスピネルよりなる。Opxは、スラブメルト/フルイドと関連のある他の二次的Opxと全く異なる組成を示す。Cpxの化学特性はアルカリ玄武岩マグマとの成因的関連を強く示唆する。アルカリ玄武岩マグマは高圧では分化によりシリカ過飽和になる(ストラドル型;Miyashiro, 1978)。かんらん石と反応性を有するようになる。このメルトは上部マントルでこのタイプのオルソパイロクシナイトを形成する。