2019 年 68 巻 4 号 p. 776-780
20歳代,男性。40℃の発熱と咽頭痛があり,当院救急外来を受診。胸部CT(computed tomography)検査で両肺に浸潤影,斑状影があり,また一部には敗血症性肺塞栓を疑う所見が認められた。血液培養からはFusobacterium necrophorumが分離された。患者は若年健常者で基礎疾患はなく,当院受診の2日前から38.6℃の発熱と咽頭痛の症状,続いて数回の嘔吐があった。頸部血管エコー検査で右内頸静脈内に血栓が認められ,総合的にLemierre症候群と診断された。