日本看護管理学会誌
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「キャリア中期看護師の臨床実践力測定尺度ver. 3」作成の試み
佐藤 紀子, 牛田 貴子, 内藤 理英, 出口 昌子, 土佐 千栄子
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2007 年 10 巻 2 号 p. 32-39

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抄録

本研究の目的は,キャリア中期看護師の臨床実践力を測定する尺度を作成することである.先行研究の結果を洗練し,新たに倫理的な行動に関する質問を加え,25項目から成る質問紙を作成した.作成した質問紙への回答への協力を日本全国の23施設の5,521人の看護師に依頼し,2,566人の回答(回収率46.5%)を得,項目分析を行い質問項目を21項目に絞り込み,経験年数5年以上の看護師からの回答1,693をデータとし因子分析を行った.その結果,「看護チームの発展に貢献する力」,「質の高いケアを提供する力」,「患者の医療への参加を促進する力」,「現状に主体的に関与する力」の4因子が抽出された.4つの因子を構成する項目間でCronbachのα係数は,0.71から0.87であり,累積寄与率による構成的妥当性の検討をし,1年から2年目の群と5年目から9年目の群との差の検定を行い,すべての項目において0.1%水準で有意差があることを確認した.

キャリア中期の看護師には患者や家族に対し「質の高いケアを提供する力」のほかに3つの力が備わっていること,この能力を獲得するには5年以上の臨床経験が必要であることが示唆された.この尺度は自己評価のための尺度であることから,客観的な評価とは矛盾する場合があるため,看護師自身が自己評価の妥当性を考え続けるための教育プログラムを開発することが今後の課題である.

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© 2007 一般社団法人 日本看護管理学会
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