日本看護管理学会誌
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就業数が最も多い看護師の出生年を特定する試み:日本の年齢階級別就業看護師数の縦断的分析
伊豆上 智子望月 聡一郎北島 泰子前田 樹海
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2025 年 29 巻 1 号 p. 19-27

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抄録

【目的】衛生行政報告例に報告された年齢階級別就業看護師数を縦断的に用いて,就業数が最も多い看護師の出生年の特定を試みることである.

【方法】衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況から5歳年齢階級別就業看護師数を収集した.収集対象は看護師等の人材確保の促進に関する法律が施行された1992年から2022年の「25歳未満」から「55-59歳」の8区分の就業看護師数とした.届出年別に年齢階級別就業看護師数を折線グラフで示し,グラフの形状変化を観察した.各届出年の就業看護師数の最も多い年齢階級に含まれる就業看護師の出生年5年と就業看護師数を表に集約し,出現回数の多い出生年を特定した.

【結果】5歳年齢階級別の就業看護師数の分布において就業看護師数の最も多い年齢階級は,2008年「30-34歳」,2012年「35-39歳」,2016年「40-44歳」,2022年「45-49歳」と1階級ずつ移動していた.これらの5歳年齢階級に含まれる出生年を追跡した結果,10年間隔で就業看護師数の最も多い年齢階級に含まれる出生年が一致した「1973-1977年」,「1974-1978年」,「1975-1979年」,「1976-1980年」の全てで10年後の就業看護師数が増えていた.就業看護師数の最も多い年齢階級に含まれた出生年の出現回数から,出生年が1976年と1977年の就業看護師数が多い可能性が示唆された.

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