日本看護管理学会誌
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原著
交代勤務を行う看護師のリカバリー経験の現状と関連要因の検討
荒井 亮介奥山 絢子佐々木 美奈子
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2025 年 29 巻 1 号 p. 64-73

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抄録

目的:交代勤務を行う看護師のリカバリー経験の現状と関連要因を明らかにすること.

方法:機縁法で抽出した300床以上の6病院に勤務する師長,主任の役職に就いていない交代勤務を行っている看護師1335名を対象とした.調査項目は,属性16項目,仕事の要求度として職業性ストレス簡易調査票の7項目に月平均残業時間を加えた合計8項目,日本語版リカバリー経験尺度16項目を用いて測定を行い,属性,仕事の要求度を独立変数,リカバリー経験を従属変数として重回帰分析を実施した.

結果:有効回答者441名を分析対象とした.リカバリー経験得点は心理的距離平均得点3.09(標準偏差:SD 0.92),リラックス3.66(SD 0.91),熟達2.64(SD 0.92),コントロール3.90(SD 0.86)であった.重回帰分析の結果,有意な関連を認めたものは子ども無と比較して子ども有(未就学児有)(B:偏回帰係数=-8.44,p<0.01),夜勤形態二交代制(夜勤時間16時間以上)と比較して ,三交代制 (B=-0.804,p<0.01),心理的な仕事の負担(量)(B=-2.35,p<0.01)であった.

結論:交代勤務を行う看護師のリカバリー経験の現状として,一般職種と比較して心理的距離,熟達が低い結果となった.また,関連要因として,未就学児の有無,三交代制勤務,心理的な仕事の負担(量)が明らかとなった.

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