日本看護学教育学会誌
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原著
看護学生のアタッチメントスタイルと実習適応感との関連
財津 倫子
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2022 年 32 巻 1-2 号 p. 27-38

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抄録

〔目的〕看護学生のアタッチメントスタイルと実習適応感の関連を検討し、個人特性に応じた実習場面における指導方法を検討する資料を得ることを目的とした。

〔方法〕看護大学生149名に対して、看護学生実習適応感尺度、4分類アタッチメントスタイル尺度を用い、質問紙調査を行った。

〔結果〕約7割の看護学生のアタッチメントスタイルが不安定だった(安定型 28.2%、拒絶型 9.4%、とらわれ型 29.5%、おそれ型 32.9%)。アタッチメントスタイルと看護学生実習適応感との関連として、他者との関わりを前提とした「親和的な居場所感」は、安定型が、拒絶型や恐れ型より有意に高かった。「劣等感のなさ」は、安定型が、拒絶型やとらわれ型や恐れ型よりも有意に高かった。

〔考察〕不安定なアタッチメントスタイルをもつ学生個々の特性に応じた、実習指導方法・関係性の構築・グループ間の調整などへの配慮が必要であることが示された。

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© 2022 一般社団法人 日本看護学教育学会
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