日本看護学教育学会誌
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研究報告
協働学習会における実習指導者の経験とその経験が実習指導に与えた影響
-効果的な臨地実習に向けた実習指導者と看護教員との継続的な学習会の取り組み-
奥野 信行マルティネス 真喜子野島 敬祐佐野 真樹子河原 宣子
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2022 年 32 巻 1-2 号 p. 39-54

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抄録

〔目的〕よりよい臨地実習について実習指導者と看護教員が共に学び合い、語り合いながら探究する協働学習会に参加した実習指導者の経験と実習指導への影響を明らかにする。

〔方法〕協働学習会に参加した実習指導者9名を対象にフォーカスグループインタビューを実施し、語りの内容を質的な内容分析の手順に準じて分析した。

〔結果〕協働学習会に参加した実習指導者の経験は【看護教員との親和的な関係性の醸成】、【看護学生についての理解の拡がり】、【教育学的な視点の獲得】、【自身の実習指導に関する学びの深化】等であり、実習指導への影響は【看護教員とのコミュニケーションの円滑化】、【教育実践への能動的な取り組み】、【実習指導における新たな悩みの発生】等であった。

〔考察〕協働学習会への参加は、実習指導者と看護教員の相互理解と関係性づくりが促され、実習指導者に学生指導に対する自信をもたらし、効果的な実習指導に向けた主体的な取り組みの促進につながる可能性があることが示唆された。

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© 2022 一般社団法人 日本看護学教育学会
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