2024 年 13 巻 1 号 p. 12-19
目的:がん終末期療養者を看取った経験がある訪問看護師が有効だと考える振り返りとは何かを明らかにし、在宅でがん終末期療養者の看取りに関わる訪問看護師が現実的に参加可能な振り返りの機会について示唆を得る。
方法:在宅でがん終末期療養者の看取りを経験したことがある訪問看護師9名に半構造化面接を行い、質的帰納的に分析した。
結果:訪問看護師が有効だと考える在宅でがん終末期療養者を看取った際の振り返りとして、【実践した看取りに対する承認と示唆が得られる】【通常の訪問計画に支障がない】【利害関係がない】【ネットワークづくりにつながる】の4カテゴリが抽出された。
結論:がん終末期療養者の看取りに関わる訪問看護師が現実的に参加可能な振り返りの機会では【実践した看取りに対する承認と示唆が得られる】ことが求められる。また、その実施においては【通常の訪問計画に支障がない】ことが挙げられ、参加において【利害関係がない】ことや【ネットワークづくりにつながる】ことが望まれていることが示された。