介護保険施設における高齢者の看取りに関する看護職と介護職との連携を明らかにした。本研究は、首都圏、関西、東海、北信越の9つの介護保険施設に勤務し高齢者ケアにあたる看護職に研究協力を依頼し、半構造化面接を行なった。本研究は当該大学倫理委員会の承認により実施した。研究協力者は、看護職13名、全員が女性で、年齢は30歳代から60歳代、看護職の経験年数は9年から36年であった。看護師は、高齢者の《看取りに対する介護職の不安の軽減》し、《家族の意向を尊重した働きかけ》、《高齢者の自然な看取りを支えるための医師との調整》をしていた。高齢者が《自然な生活の延長線上で看取れるよう支援》、《看取り期のプロセスに沿った介護職との協働・連携のための相談・説明》をして、介護職が不安なく高齢者の支援ができるように介護職と協働・連携していた。高齢者の意思を尊重したケアを行うために、《看護職が介護職と協働・連携するための看取りの教育》を介護職に対して行い、高齢者が亡くなった後も家族、介護職への《グリーフケアを視野に入れた支援》をしていた。介護保険施設では、介護職と対等な立場で協働し介護職の専門性を活かした連携を推進するために、看取りの教育プログラムを検討していく必要性が示唆された。