本研究の目的は、医療を要する在宅療養者の支援において看護職と介護職の連携の構成要素を明らかにし、連携の質指標の開発に資することである。訪問看護師4名の面接調査、訪問介護職員8名のフォーカスグループにより語られた連携の実際の分析により、連携の構成要素を抽出した。訪問看護師より213、訪問介護職員より41の文脈が得られ、計46項目の連携の構成要素が抽出された。更に、「看護職と介護職の連携」の構成要素は、【組織体制】【組職種役割】【連絡体制】【危機管理】【情報管理】、連携実施に係る【事前取り決め】【実施協力】【事後確認】【関係形成】の9カテゴリ(要素)に分類された。また、連携の構成要素(46項目)を、医療の質指標の3分類(構造・プロセス・アウトカム評価)に従い構造化した。質の高い連携とは、事業所内および事業所間の【組織体制】と【職種役割】に従った業務分担・人員配置などの体制の下で、確実な【連絡体制】【危機管理】【情報管理】の管理体制をもっていた。さらに、互いの職種を尊重して同じ療養者のためにともに取り組む意識によって【関係形成】を基盤としながら、確実かつ継続的に【事前取り決め】【実施協力】【事後確認】を遂行することで、在宅療養者のニーズを満たして、安全な療養をともに支える活動を行うことと推察された。