2017 年 5 巻 2 号 p. 53-59
【目的】国内で報告された終末期がん患者の呼吸困難に関する看護研究について検討し、研究の動向や効果的な看護実践、研究課題を明らかにする。
【方法】医学中央雑誌Web版をデータベースとし、キーワードはがん、呼吸困難、終末期、を用いて発行年数を限定せずに収集した和文献について検討した。
【結果】 対象文献は量的研究5件、質的研究3件、事例報告2件の計10件で、2006年以降の論文が9件を占めた。効果的な看護実践として、顔に送風する支援、オリーブ油浣腸による排便コントロール、認定看護師の看護実践と教育活動、フットリフレクソロジーが報告されていた。
【結論】終末期がん患者の呼吸困難に関する看護研究数は総じて少ない。呼吸困難を緩和する看護介入方法を確立するためには、実証的な研究を積み重ねることが必要である。