2018 年 7 巻 1 号 p. 252-257
目的:ホームホスピス(以下、ホームホスピス群)と自宅で看取った遺族(以下、自宅群)を対象に、サービスの導入の理由と看取った後の思いを調査する。この結果を比較、分析し、ホームホスピスで看取った遺族の思いを明らかにする。
方法:自記式質問紙を作成、郵送し、返信のあった者を対象として質的方法で分析した。
結果:ホームホスピス群は自宅での介護に不安が強い家族、自宅群は症状が急変した時の対応に不安を感じている家族が導入していた。看取った後の思いは、ホームホスピス群が【ケアスタッフの支援に感謝している】【安らかに看取られた】【居心地の良い生活だった】【安心して仕事ができた】、自宅群は、【安心して療養できた】【24時間体制でサポートしてくれた】【安らかな最期だった】と集約した。
結論:両群ともに看取りに対する思いは類似していた。今後の課題は、ホームホスピスを周知していくことと、ケアの質を高めることである。